(以下詳細はFuture 2012年7月9日号「今週の焦点」で)
(Future 2012年7月9日号)
(Future 2012年7月9日号)
(Future 2012年6月25日号)
(Future 2012年6月25日号)
(紙パルプ技術タイムス2012年7月号)
(Future 2012年6月25日号)
紙パルプ技術協会は6月6日、東京・銀座の紙パルプ会館で「第65回定時総会」を開催し議案の審議・承認を行うとともに役員の選出、藤原・大川・佐伯の3賞および佐々木賞の表彰式を行った。 当日の総会では近藤晋一郎理事長(王子製紙副社長)が議長を務め、開会にあたって概要以下のような挨拶を述べた。 「最近発表された政府の経済報告では、企業収益減少に下げ止まりの兆しが見られ全体的に小幅改善としているが、欧州のソブリンリスクや国内の電力不足および国の負債増大など深刻な問題に直面しており、下振れ懸念もないとは言えない。一方、紙の市場はリーマン・ショック後の国内景気不振やICT(情報通信技術)進展、少子高齢化進行などもあって縮小傾向が強まっており、また原燃料高や円高を背景とする輸入紙問題などもあることから、当面厳しい状態が続こう。 このように紙パルプ産業を取り巻く環境はきわめて厳しく、かつ目まぐるしく変化しているが、われわれ紙パ技術者がなすべきことは明確である。すなわち、高品質維持、コストダウンに加え、日本の紙パが強みとする省エネや環境対策、多様な原料への対応、高い操業率などを一層強化していくということである。また国内市場の伸びに期待ができないなか、紙パの新しいビジネスへ向けた取組みも必要であろう。紙パの技術と資源を活かし、付加価値の高い素材や製品、あるいはエネルギーなどを開発していくことも求められている。当協会は今後とも紙パルプ産業とともに新たな可能性を追求し積極的に挑戦していかなければならないが、引き続き各位のご支援を賜りたい」 近藤理事長挨拶のあと平成23年度事業の報告が行われ、同収支決算・貸借対照表・財産目録の議案を満場一致で承認。次いで同協会理事および監事により役員改選が行われ、理事長に山崎和文氏(日本製紙取締役。写真)、副理事長に小関良樹氏(王子製紙取締役常務執行役員)と金濱福美氏(三菱製紙常務執行役員)がそれぞれ選出された。なお、専務理事は宮西孝則氏の再任となった。 総会終了後は3賞(藤原・大川・佐伯賞)と佐々木賞の表彰式が行われ、紙パルプ技術協会賞および印刷朝陽賞の受賞者が発表された。各賞の受賞者は以下の通り。 藤原賞;林昌幸氏(前日本製紙グループ本社副社長、前日本製紙副社長) 大川賞;筧赳夫氏(元王子特殊紙常務) 佐伯賞;三浦凡宗氏(元特種東海製紙専務) 佐々木賞;「光学式キャリパー計」海堀周造氏(横河電機社長。当日は同社・西島剛志取締役が代理)、「高露点密閉フードおよび付帯技術」田中春夫氏(シラトリエンジニアリング社長) 紙パルプ技術協会賞および印刷朝陽会賞;「パルプ懸濁液中における疎水性コロイド物質とカチオンポリマーの挙動の可視化」大岡康伸、後藤至誠の両氏(日本製紙)、「連続走行紙における剪断ジワ発生要因の解析」小林孝男氏(王子製紙) ちなみに、藤原・大川・佐伯の3賞は紙パルプ業界に著しく貢献した個人、佐々木賞は紙パルプ技術の研究・開発により顕著な成果を収め業界に貢献した個人やグループ、また紙パルプ技術協会賞は前年の同協会が発行する「紙パ技協誌」に発表された論文のうちとくに優秀なものをそれぞれ表彰するもので、同協会内に設置する選考委員会で毎年決定される。
(Future 2012年6月25日号)
(Future 2012年6月4日号)
(Future 2012年6月18日号)
(Future 2012年6月18日号)
(Future 2012年6月11日号)
(Future 2012年5月28日号)
(紙パルプ技術タイムス2012年6月号)
(Future 2012年5月28日号)
(Future 2012年6月11日号)
(Future 2012年6月11日号)
(Future 2012年6月18日号)
(Future 2012年6月11日号)
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