紙パルプ専門出版社としての弊社は、定期刊行物や特別企画の単行本書籍などを通じ毎年多数に上る業界内外有識者の意見・提言を、活字媒体を中心に紹介しています。
主に誌面におけるインタビューという形をとったそれらのコメントは、固有の条件下で発せられた一過性の肉声でありながらも、その時点その場面における生きた現代史の証言として普遍的な価値を備えていると弊社は考えます。
これらのインタビューを毎年1冊の単行本形式に取りまとめることで、従来の年鑑形式などとは異なる、その時代の貴重な証言録としたい。これが本書のコンセプトです。
その年度に新しく企業のトップに就任された方々はもちろん、当該部門や団体の長に就任された方々、また多年にわたり業界の第一線で活躍されている方々などの肉声を幅広く収録しました。
〔氏名50音順掲載・敬称略〕 |
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赤松恭夫(国際紙パルプ商事)重み増す二大製紙と三大代理店の責任 秋水勝(ギンポーパック)《提案型パッケージの提供》で新需要拓く 安藤温(王子板紙)原燃料業界と協調し板紙市況の安定化に尽力 飯田悦郎(飯田工業薬品)《ドメスティック・ローカル企業》として地域とともに発展 井川英明(カミ商事)世界トップレベルの製造技術活かす 石川喜一朗(中部製紙原料商組)時代の変化に合わせた柔軟な対応が必要 石川達夫(猪川商店)販売に加え《生産活動》も考えたい 石川眞(丸石製作所)国内の紙パに軸足を置きつつ新たなフィールドに挑戦 石田隆(古紙再生促進センター)市民への啓発重視から回収増加に直結する活動へ 井出博子(大善)人の繋がりを重視し内外を問わず誠意あるサービスを 伊藤清三(平和紙業)環境コンセプトを体系的に再構築 得意なパッケージ分野伸ばす 井原和彦(カクケイ)リピートオーダーが市場での目安に 今井敦司(田島鐵工所)伝統的な《ものづくり》により家庭紙マシンで新たな技術展開 入江典夫(入江運輸倉庫)環境・安全に配慮し《グリーン経営》実践 岩瀬広徳(日本大昭和板紙)《付加価値》を創出できる業界のトップランナー目指す 植村八潮(東京電機大学)電子書籍が出版界に与える影響 内山謙士郎(北海道製紙原料直納商組)《道内専業》ルールに危機奔放さ増すアウトサイダー 梅澤敏徳(丸紅紙パルプ販売)紙媒体と電子媒体の共存はあるか 大川博司(新生紙パルプ商事)合併3社の得意分野へ注力し実績回復を目指す 大久保薫(大久保)各種法整備で機密書類は増える傾向 大澤清(名古屋板紙代理店会)社内ベンチャーを推進 紙以外の商材を探求 大空学(大空洋紙店、九州洋紙商連合会)〈信義〉と〈道理〉に基づく魅力ある業界に 太田猛彦(日本森林管理協議会)《森と人間の良好な関係》を取り戻す 大坪清(全段連)〈労働〉の価値を見直す時代、《自利利他》の精神で業界発展へ 大本知昭(大本紙料)生き残りを賭けたトップディーラーの成長戦略《業務提携・グループ化・廃棄物一元管理》 岡田勝利(廣瀬製紙)産官学連携の経験を活かしナノファイバーの量産化に挑む 岡本裕子(日本野鳥の会)野鳥をシンボルに生き物のつながりを考える 尾崎光明(特種東海製紙)ファンシーペーパーをもう一度見直してもらう 落合行雄(王子キノクロス)機能材カンパニーの総合力活かし研究開発で事業構造転換の成果を 小野正(仙台板紙代理店会)化成品分野の堅調さが業績に貢献 垣津雅義(名古屋洋紙代理店会)会社として力を持つことがお客様を守ることにも繋がる 片岡博昭(王子特殊紙)《グリーン》の名付けでグリーン購入法適合紙の認知度高める 金澤昭仁(北海道洋紙代理店会)卸商の存在、機能を尊重し協業化も視野に 記田正三(日藤)顧客第一主義で事業領域の拡大を図る 北村貴則(大和板紙)この規模だからこその強みを活かす レ・ヒュー・クアン・フィ(駐日ベトナム参事官)植林、製紙関連の直接投資を歓迎 久保田道孝(日本大昭和板紙)オフィス古紙利用の製紙工場の課題 熊木浩(東京クリアセンター)古紙業界と産廃業界は互いに切磋琢磨して共存共栄を 熊田和央(熊田洋紙店)《身の丈と時代相応の変革》行う 栗原正雄(全原連)短期・中長期の両面から取り組みが必要 黒木裕治(レイメイ藤井)微かな希望は九州新幹線全線開通に伴う活性化 黒崎暁(日本家庭紙工業会)国民と業界に幸福をもたらす「ダブル推進」「輸出」「分業化」 黒田忠憲(北海道板紙代理店会)高温多雨で大打撃の板紙市場 〈ミクロな視点〉での評価も必要 小出浩平(ワタミ)社員1人ひとりが持ち歩く《理念集》 小林俊雄(小林製作所)経営環境厳しい時こそ《技術と技能を深め世界市場へ》 近藤勝(東京都製紙原料協組)関連業界との情報共有化が古紙品質問題解消の鍵 近藤豊(新生紙パルプ商事)価格を大切に、紙器分野を育成する 佐々木俊尚(フリージャーナリスト)《電子書籍》は何を変えるのか 里和義政(富士里和製紙)素材・加工両面での高付加価値化に向けた生産体制を展望 佐野成人(王子チヨダコンテナー)コミュニケーション能力豊かな包装資材の“国際人”を育てる 佐野武男(丸富製紙)新発想のブランド展開により中小家庭紙でも商品の訴求力をアップ 椎野幸平(JETRO)本格活用段階に入った《アジアのFTA》 篠原正能(川之江造機)《この道一筋》でアジアNo.1の家庭紙マシンメーカーに 島敬一(三菱製紙販売)生物多様性の保全に向けFSCTM森林認証紙の普及・拡大を 下越典彦(北越紀州製紙)急速に進む東アジア市場融合化での経営統合効果活かした国際的技術展開へ トム・ジョンソン(ゼリウム・テクノロジー社)橋場久展 (ハイク.ワグナージャパン)継続的に開発製品を提供し高効率操業・コスト削減をサポート 杉山哲允(杉好)地域社会と密着し社員と共に難しい時代に挑む 鈴木将(丸金製紙)衛生観念は〈食品並み〉に品質向上への意識高まる 鈴木敏夫(鳴海屋紙商事)社員の意識改革で黒字体質に転換 須田充訓(大三興業)『トレジャーズ』、『ミルダン』で差別化 スハンドリ(WWFインドネシア)危機的状況にある《スマトラ島》の現状 関口裕(日本紙類輸出組合)輸出継続のためにもコストダウンが必須課題 関谷宏(メンテック)国内で確立したマシン汚れ防止とクレーピング技術を《世界へ発信》 高嶋良昭(古紙再生促進センター)古紙輸出と国内需要をどうバランスさせるか 高田正博(国際紙パルプ商事)合理化を進め、輸入紙と闘える体力作りを 高橋進(日本総合研究所)米国圏、ユーロ圏と肩を並べる東アジア経済圏 滝川律夫(中洋連)大同して各社理想的な形になることを望む 瀧本義継(富澤)米国品より評価高い日本の段ボール古紙 田中誠司(田中紙管)紙管の再資源化を容易にした《グリーン紙管》〜品質とコストは一般紙管と同等〜 田中勝(鳥取環境大学)これからの《容器包装3R》を考える 谷井義也(三菱製紙販売)印刷・加工業者と一体化した取組を 田村潔(北越紀州製紙)輸入紙のダンピング問題 水際で止める“備え”を 樽谷清孝(樽谷包装産業)「私がやった」ではなく「私がそれを引き継いでいる」を大切に、先代・先輩に礼を尽くす 土田浩(国際紙パルプ商事)情報の物々交換でハイレベル・精度の高い情報を 寺松哲雄(寺松商店)《質の競争》で企業・業界のレベルアップを 土井口武(丸紅紙パルプ販売)丸紅チャネルを活かしたエンドユーザー開拓を 戸瀬静彦(大阪紙器工業)小集団活動で社員の《遣る気とレベルアップ》を 戸室雅美(大昭和ファースト)薄葉紙の染色技術で差別化 小回りの利く生産を活かす 中村諭吉(日本紙類輸入組合)10年後は世界の消費に原料が追いつかなくなる可能性も 中山健三(日本紙通商)数量回復と収益体制の構築が課題 西岡徹(三菱製紙販売)底堅くなってきたA2需要 《FSC森林認証紙》が貢献 西川安行(日本紙パルプ商事)鋭い嗅覚を備えた人材を育てる 西野潤(三宝紙業)何でも揃え応える企業 《三宝》なら何とかなる 野口憲三(日本紙パルプ商事)国内基本に海外・資源で利益重視型の経営めざす 野口文博(日本製紙)原燃料価格に国際需給 先読めず混沌とした状態 野田頭正芳(大丸藤井)《省エネ問題》のニーズに対応 グリーン電力の販売を開始 野村正一(日本紙パルプ商事)《関連商品プロジェクト》で業容拡大の可能性にチャレンジ バエナンダ(WWFインドネシア)スマトラの森林減少の解決に向けて 芳賀義雄(JPA紙部会)ITの影響と製紙産業の取組み 橋本経男(王子製紙)生き残りかけ さらに強い対策講じる 長谷川裕一(北海紙管)新卒入社の応募が増加 《CI》効果が顕わる 服部正(大富士製紙)《売る》から《売れる仕組み》への転換 服部正和(服部製紙)トップセールスで新規・海外部門も拡充 濱田義仁(はまだ)古紙・製品部門一体化による営業展開と物流コスト低減 林浩之(林製紙)アイデアで時代を切り拓く〈社内公募〉も戦力に成長 早速明生、永留紀明(ジェーオーピー)20年以上続く中国への古紙輸出 原田千秋(山陽製紙)循環型機能紙システムで紙ごみと廃棄物の有効利用促進 深田和利(関東製紙原料直納商組)業界が抱える問題 検証作業をスタート 福原文彦(明治乳業)野鳥保護区設置し生物多様性守る 藤田直哉(日衛連)右肩上がり続ける衛生材料市場〈未病〉が新製品開発テーマに 藤本良輔(美濃紙業)立地と共同配送の強味活かす 渕上巌(京セラソーラーコーポレーション)ダブル・トリプル活用できる太陽光発電補助金制度 星本昭次(関資連)古紙持ち去り問題で問われる情報発信力 細川了一(竹尾)関西ならではのビジネスを目指す 堀井浩(ナカバヤシ)オフィス内に《小型リサイクル工場》出現 松永有史(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)《M&A・ファンドの事例紹介》で卸商の成長戦略を探る 松村誠一(ピジョン)中国における事業展開と市場の可能性 三浦凡宗(静岡県紙パルプ技術協会)選択と集中の戦略的投資で新体制下での統合効果を追求 三木雅人(三木特種製紙)異業種からの情報収集と柔軟な展開力が必要に 南方眞徳(日本紙パルプ商事)営業はフェイスtoフェイス 小さな変化見逃すな 宮崎友幸(日本紙パルプ商事)九州のバイイングパワーにどう焦点を合わすか 武藤泰輔(コトブキ製紙)家庭紙の値上げは中小メーカーのオーナーが何処まで本気になるかがポイント 村尾幸成(大一洋紙)《紙流通一筋》に歩んだ半世紀 村上裕彦(日本紙通商)卸商機能を大切にすれば洋紙の未来に可能性・希望はある 桃谷隆夫(国際紙パルプ商事)価格以外のメリットを認識し合える取引関係の構築を 森大介(ドーガン・アドバイザーズ)経営者のための《地域特化型ファンド》とは 森田伸介(エイチケイエム紙商事)充実したインフラを基点に早期に合併効果を引き出す 森田博文(IHIフォイトペーパーテクノロジー)合弁事業10年目の強化戦略は市場ニーズへの適応とアジアでの拡販 森本侃(丸三産業)創業60周年の《環境宣言》を機にオーガニックコットン事業を強化 矢倉義弘(近畿直納商組)《減収増益の錬金術》には《協業・グループ化》が必要 山上春美(大阪府紙料協組)事業系ごみの比率が6割に及ぶ《大阪市のごみ行政》 吉江秀治(竹尾)メーカーと共同開発したデフレ期に強い“高級印刷紙” 吉田俊雄(日本バイリーン)創業50周年の新中期経営ビジョンで将来を見据えた新たな成長戦略へ 吉田雅巳(吉田稔商店)古紙回収サービスの明確なアピールを 脇野賢一(井脇商店)古紙を安く手当てして製紙を《わが地域の産業》に育てる |
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