単行本『紙パルプ 日本とアジア 2023』を刊行
紙業タイムス社とテックタイムスは単行本『紙パルプ 日本とアジア2023』を2022年12月16日に刊行した。
本書は発展・変化するアジア経済圏の紙パルプ産業を知る恒例企画として高い評価を得ているが、今回はとくにコロナ禍とロシアによるウクリアナ侵攻がもたらした国際経済への影響と産業界に新たなサプライチェーン構築を迫る事業環境の変化を踏まえ、アジアと日本の製紙産業にどのような影響をもたらしているか、これまでの経過と現状、今後の展望などをまとめた。先行き不透明感増すアジアの製紙産業における事業展開の方向性や日本国内での企業基盤強化の在り方を考えるうえで参考にできる内容・構成となっている。
B5判・本文192頁、定価11,000円(本体10,000+消費税)。
本書の内容は以下の通り。
●不確実性の下でのアジアの発展方向
特別寄稿/アジアの新たな地政学的課題と製紙産業のサプライチェーンの再構築(東京大学名誉教授、日本印刷学会元会長 尾鍋史彦)
特別寄稿/中国製紙産業の発展状況と今後の展望(中国紙パルプ研究院有限公司、中国造紙雑誌社社長 郭彩雲)
●気候変動対策がASEANの新成長戦略に
ASEAN諸国の気候変動対策
3年ぶりに開催されたASEAN紙パルプ会議
●日中製紙産業の構造転換とアジア主要国
日本/新たなモチベーションの確立が求められる
中国/堅調な伸び見せるが不透明感増す今後の行方
アジア主要国の紙・板紙需給/韓国 台湾 フィリピン ベトナム インドネシア マレーシア タイ インド
●Future誌に見るアジアの紙パルプ
古紙貿易/合併・統合・再編/貿易措置/日本/韓国/中国/フィリピン/インドネシア/マレーシア/ベトナム/ラオス/タイ/インド
●アジアにおける紙パルプ関連の主要日系企業
中国/台湾/韓国/フィリピン/ベトナム/タイ/マレーシア/インドネシア/ラオス/シンガポール/カンボジア/ミャンマー/インド/UAE/トルコ
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