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単行本『循環型の特性活かし持続可能な成長へ』を刊行


 紙業タイムス社とテックタイムスは、好評企画となっている単行本シリーズ『紙パルプ産業と環境』の2024年版を8月31日に刊行した。今回は「循環型の特性活かし持続可能な成長へ」をテーマに掲げ、とくに“期待されるSDGsでの更なる役割”といった視点からのアプローチによる内容も盛り込んでいる。B5判180頁 定価2,200 円(税込・送料別)。

 本書の内容は以下の通り。

 〔本書の内容〕

 ●製紙と関連業界が貢献するSDGsの取組み紙パのサステナビリティとSDGs/基本原則で貢献の方向性を明確化
 紙リサイクルに関わるGHG排出量/各種統計資料をベースに古紙センターが168万t-CO2と推計
 私はこう考える/中長期的な視野での「企業価値」向上を可能にするには─ 社会価値と経済価値の狭間で、環境について思うこと
  木村 篤樹
 私はこう考える/カーボンニュートラル─ 中国製紙産業によるGXへの道
  中国紙パルプ研究院有限公司 黄 挙・郭 彩雲

 ●紙パにとっての“脱プラ”と代替素材開発
 “脱プラ”はどこまで進んだか/資源循環で容器包装の“紙化”が進展
 私はこう考える/「プラスチック資源循環促進法」の施行2年目を迎えて─ 製紙会社の視点で読み解く
  北越コーポレーション㈱ 商品開発室 中俣 恵一
私はこう考える/循環経済へ向けた水性バリア塗工を中心とする最新技術動向
  岩崎 誠

 ●進化する違法伐採対策
 改正クリーンウッド法が公布/合法性確認や情報提供を義務づけ
 製紙連の違法伐採対策モニタリング/指摘内容を踏まえ、取組みは毎年着実にレベルアップ
 EUで発効した新たな木材破壊規制/「EUDR」とは、どのようなものか

 ●縮小均衡の下での成長目指す古紙リサイクル
 インタビュー/古紙業界には廃プラの回収まで手がけるノウハウがある
  全国製紙原料商工組合連合会 栗原 正雄 理事長
 インタビュー/前向きな議論を深め業界の付加価値向上策を考える
  古紙再生促進センター 国際委員会 中道 徹 委員長
 インタビュー/仕入れの過当競争は禁物、自分で自分の首を絞めるだけ
  関東製紙原料直納商工組合 大久保 信隆 理事長
 インタビュー/今のビジネスモデルを一度壊して再構築するためには勉強が必要
  全国製紙原料商工組合連合会/渉外広報委員会 斎藤 大介 理事/委員長

 ●数字が物語る日本と世界の古紙事情
 メーカー別古紙消費2022/再編やコスト重視で使用品種に変化があったメーカー別古紙消費
 地方自治体の紙リサイクル施策/雑がみ袋を作成しているところは直近5年間で1割にとどまる
 世界の古紙需給/コロナ禍による前年の落込みから急回復した21年の世界古紙需給
 付表1.世界の国・地域別古紙需給(2020~21年)
 付表2.世界各国の古紙回収率・利用率試算(2020~21年)

 ●データで見る紙パの環境対応
 データで見る紙パの環境対応①/原料調達:推進される間伐材と認証材の利用
 データで見る紙パの環境対応②/エネルギー:燃料転換・省エネが進みCO2排出原単位も改善
 データで見る紙パの環境対応③/産業廃棄物対策:新目標に向け更なる努力へ

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