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単行本『カーボンニュートラル産業への挑戦』を刊行


 紙業タイムス社とテックタイムスは、好評企画となっている単行本シリーズ『紙パルプ産業と環境』の2022年版を8月23日に刊行した。今回は「カーボンニュートラル産業への挑戦」をテーマに掲げ、とくに“資源循環型の強みをグリーン成長戦略に”といった視点からのアプローチによる内容も盛り込んでいる。B5判204頁 定価2,200 円(税込・送料別)。

 本書の内容は以下の通り。

 ●ポストコロナとグリーンリカバリー
 紙パの脱炭素とSDGs/循環型産業として貢献大だが求められる更なる“業態進化”
 私はこう考える/資本主義・グリーンリカバリー・テクノリロケーション ─ 不確実性のなかで3つの視点から製紙産業の持続可能性を探る ─
  東京大学名誉教授(製紙科学)、日本印刷学会元会長 尾鍋 史彦
 私はこう考える/北越コーポレーションのCO2削減対策について??─ 2050年CO2排出実質ゼロへの挑戦
  北越コーポレーション㈱ 環境統括部 中俣 恵一
 私はこう考える/CO2排出量実質ゼロへ向けた省エネ・燃料転換と革新技術の利用
  岩崎 誠

 ●脱プラスチックの製品開発と市場展開
 私はこう考える/パッケージ素材としての紙の可能性と日本製紙の開発事例
  日本製紙㈱ 紙パック営業統括部兼パッケージング研究所 野田 貴治
 私はこう考える/「限塑令」が中国紙パルプ産業に与える影響
  中国中軽国際工程有限公司 劉 剛

 ●多様化進む森林資源の有効利用と技術
 インタビュー/素朴な疑問から執筆を始めた『戦後紙パルプ原料調達史』
  森林総合研究所 早舩 真智 研究員
 私はこう考える/わが国林政の最近の動向について ─ 森林・林業基本計画、木材利用促進法、ウッドショック ─
  (一財)林業経済研究所 フェロー研究員 上河 潔
 私はこう考える/バイオマスを利用したエネルギー技術とその可能性
  岩崎 誠

 ●原料事情の変化と世界の古紙需給
 インタビュー/仕入の過当競争を招く内外価格差の拡大を懸念
  全国製紙原料商工組合連合会 栗原 正雄 理事長
 インタビュー/製紙メーカーにとって重要度が増す原料サプライチェーンの確立
  山發日本㈱ 営業部兼統括管理部 坂口 健太郎 部長
 2021~25年度の新たな古紙利用率目標/需給の国際化も考慮し65%を維持
 世界の古紙需給/中国の禁輸政策がもたらしたアジア新興国の輸入・消費拡大
  付表1/世界の国・地域別古紙需給(2018~19年)
  付表2/世界各国の古紙回収率・利用率試算(2018~19年)
 変貌するアジアの原料・製品貿易/中国製紙産業の動向に揺さぶられる日本の古紙

 ●データで見る紙パの環境対応
 産業廃棄物対策/2025年度の最終処分量は6万tが新目標
 エネルギー/着実に進展する“脱石油”へのエネルギー転換

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