紙パルプ 企業・工場データブック2022|紙業タイムス社・テックタイムス

　わが国の紙パルプ産業は比較的安定した業種とされていましたが、リーマン・ショックや東日本大震災などを通し日本経済が大きく変化するなか厳しい事業環境に曝されることとなりました。また、電子メディアの浸透やネット社会の著しい進展により需要構造が変化、最近では新型コロナウイルスの感染拡大を背景にそのスピードは加速され、同時に国際経済の先行き不透明感が一段と強まるなか、製紙各社により内外事業の見直しが継続的に取り組まれるようになりました。
　今後の影響要因はDX（デジタルトランスフォーメーション）、すなわち人々の生活や産業の在り方などすべての面でのデジタル技術による変革であると指摘されており、他方ではSDGsや脱プラ・脱炭素などが時代変化のキーワードとして注目されています。製紙各社はこうした変化をプラスに変えるべく、既存事業の変革を推進するとともにエネルギーや新規素材など非製紙事業を一段と活発化させています。
　紙パルプ産業は大変動の時期にあると言えますが、そのなかで優位なビジネス展開を進めていくには折々の業界動向を正確に捉えるとともに、紙パ企業個々の実情変化を正確・詳細に把握することが鍵となってきます。
弊社は1997年以降継続的に「紙パルプ企業・工場データブック」を刊行してきましたが、2022年版となる今回は、変化の激しい時代にあって活用度の高いビジネスツールとなるよう最新の各種データ・資料に基づく『紙パルプ 企業・工場データブック2022』として企画しました。
　『紙パルプ 企業・工場データブック2022』では弊社が長年にわたって蓄積したデータやノウハウを駆使し、高度情報化時代に相応しい新たな視点から紙パルプ企業の企業概要、本社・事業所や工場のデータを再構成、機械・資材・薬品サプライヤーの企業データなども併せて掲載します。
紙パルプメーカーはもちろん、関連機械・資材・薬品メーカーや印刷・出版などの需要や、加工業者、流通・商社など、紙パルプ産業に関連する各業界における日々のビジネスに活用できる、見やすく使いやすい実用的データブックとしてご提供します。

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