紙パルプ 企業・工場データブック2024|紙業タイムス社・テックタイムス

素材産業のなかでは比較的安定した状況にあるとされてきたわが国の紙パルプ産業ですが、リーマン・ショックや東日本大震災を経て構造変化が加速、さらに最近は新型コロナウイルスの感染拡大、ロシアのウクライナ進行など急変する国際情勢の影響を受け経営環境は一段と厳しさを増しています。業界各社は企業基盤の継続的強化に取り組んでいますが、中国の不動産バブル崩壊、緊迫する中東情勢な中東低迷など国際経済への新たな影響要因も発生しており先行き不透明感が強まっています。
一方では、ネット社会の進展や電子書籍の普及、さらには業務効率化を狙った文書電子化などにより紙の基本的な役割自体も変わりつつあることから、製紙各社は製紙事業の海外展開推進に加え、GXによる新たな成長を目指しエネルギーや新規素材など非製紙事業の取組みも活発化させています。
こうした大変革期にある紙パルプ産業で優位なビジネス展開を進めていくには、折々の業界動向を正確に捉えるとともに紙パ企業個々の実情変化を正確・詳細に把握することが鍵になってきます。
弊社は1997年以降継続的に「紙パルプ企業・工場データブック」を刊行してきましたが、2024年版となる今回は、変化の激しい時代にあって活用度の高いビジネスツールとなるよう最新の各種データ・資料に基づく『紙パルプ 企業・工場データブック2024』として企画しました。
『紙パルプ 企業・工場データブック2024』では弊社が長年にわたって蓄積したデータやノウハウを駆使し、高度情報化時代に相応しい新たな視点から紙パルプ企業の企業概要、本社・事業所や工場のデータを再構成、機械・資材・薬品サプライヤーの企業データなども併せて掲載します。
紙パルプメーカーはもちろん、関連機械・資材・薬品メーカーや印刷・出版などの需要や、加工業者、流通・商社など、紙パルプ産業に関連する各業界における日々のビジネスに活用できる、見やすく使いやすい実用的データブックとしてご提供します。

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