繊維学会/第53回紙パルプシンポジウムを11月8日に開催
一般社団法人 繊維学会の紙パルプ研究委員会11月8日、東京・弥生の東京大学農学部弥生講堂で 第53回繊維学会紙パルプシンポジウムを開催する。テーマは「紙パッケージの新時代を創る機能化と材料科学」。
今回のシンポジウムでは、包装の環境問題としてプラスチックから紙への包材移行の背景にあるプラスチックの海洋汚染と、食品用包材として紙の安全性を取り上げ、紙系包材の材料開発の観点から紙のバリア機能とナノセルロースの活用を解説。さらに包装の将来技術に関連して、商品管理機能をもつインテリジェントパッケージングと製紙原料の国際的な供給体制の話題を提供する。
開催概要および講演内容は以下の通り。
主 催:繊維学会紙パルプ研究委員会
協 賛:紙パルプ技術協会、日本印刷学会、日本包装学会、日本木材学会
開催日時:平成30年11月8日(木) 9:30~16:50
開催場所:東京大学農学部弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1)
プログラム:
(1)「プラスチックによる海洋汚染の現状と対策」東京農工大学環境資源科学科環境汚染解析分野教授/高田秀重氏
(2)「器具・容器包装の安全性について」大妻女子大学家政学部食物学科食安全学研究室・教授/堀江正一氏
(3)「『紙でできることは紙で。』 紙をベースとした包装材料の開発事例」日本製紙㈱パッケージングコミュニケーションセンター技術調査役/野田貴治氏
(4)「ナノセルロース活用の最新動向」東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻教授/磯貝明氏)
(5)「印刷可能な温度センサーを活用した物流における温度管理について」プリンタブルセンサーコード技術研究組合マネージメントアドバイザー/花井誠司氏
(6)「製紙原料調達の国際的動向」日本製紙連合会顧問 、公益社団法人 森林保全・管理技術研究所参与・主任研究員/上河潔氏
参加申込み:
Webによる申込み。
http://www.enomae.com/cgi-bin/senni_pp_symp_appl/53rd/postmail_53rdsymposium.html