紙の博物館/「紙で旅するニッポン ~九州・中国編~」を開催中
公益財団法人 紙の博物館は2016年9月17日から「紙で旅するニッポン ~九州・中国編~」を開催中である。期間は2017年3月5日まで。
日本では千年以上も前から手漉き和紙が育まれ、明治以降は近代産業として洋紙業が発展してきたが、各地域それぞれの水や原料の栽培・調達、流通の要所などの地理的要素や自然風土がそれを可能にしたと言ってよい。紙の博物館では2014年より日本各地の製紙業(和紙・洋紙)の歴史や現状、特色、各種の製品・工芸品などにを紹介する「紙で旅するニッポン」展を開催しているが、今回はその第3弾として「九州・中国」にスポットをあてているもの。
なお、1月27~29日の3日間、石州和紙協同組合(島根県)の主催で伝統工芸品「石州和紙紙すき体験」(展示・体験・販売会)が実施される予定。石州半紙は2009年ユネスコの世界無形文化遺産に登録されて話題になったが、2014年には細川紙、本美濃紙ととも「和紙:日本の手漉和紙技術」として再登録されている。
会期中の休館日は以下の通り。
月曜日(1/9は開館)、年末年始(12/26~1/6)、1/10、2/14
〔問合せ先〕
公益財団法人 紙の博物館
〒114-0002 東京都北区王子1-1-3
TEL 03-3916-2320 FAX 03-5907-7511
URL http://www.papermuseum.jp