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紙・板紙需給7月/国内出荷減、輸出増の基調が継続


 日本製紙連合会が集計した7月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△2.3%の201.8万tにとどまり、12ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△3.9%の104.0万tで14ヵ月連続の減少。板紙は△0.4%の97.8万tと、わずかながらも2ヵ月連続の減少。主要品種は情報用紙、包装用紙、衛生用紙、白板紙を除き前年を下回っている。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+5.8%の12.9万tで、31ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.6%の7.9万tと微増だが、アジア向けを中心に12ヵ月連続のプラス。板紙は+15.4%の5.0万tで、東南アジア、東アジア向けを中心に5ヵ月連続の増加となった。
 紙・板紙の在庫は前月比△7.6万tの198.9万tと200万tの大台を割り込み、2ヵ月連続の減少。うち、紙は△8.0万tの130.8万tで、印刷・情報用紙や新聞用紙などを主体に2ヵ月連続の減少。板紙は段ボール原紙の増加により+0.4万tの68.1万tと、2ヵ月連続の前月比プラス。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△5.5%の21.8万tで、9ヵ月連続の減少。
 印刷・情報用紙:国内出荷は同△4.9%の56.4万tで、14ヵ月連続の減少。メーカー輸出は△0.9%の5.3万tとなり、9ヵ月ぶりの減少。
 包装用紙:国内出荷は+3.2%の5.9万t、前月の減少から増加に転じた。メーカー輸出は△13.5%の1.3万tと落ち込み、3ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+0.5%の13.7万tで、6ヵ月ぶりの増加。
 段ボール原紙:国内出荷は△0.9%の79.1万tで、2ヵ月連続のマイナス。輸出は+20.0%の4.8万tで、5ヵ月連続の増加となった。
 白板紙:国内出荷は+1.8%の11.9万tと、12ヵ月連続で増加。

(Future 2018年9月10日号)

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