紙・板紙需給7月/国内出荷は前年同月比0.7%増
日本製紙連合会が集計した7月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.7%の206.6万tで、3ヵ月連続の増加となった。うち、紙は△1.9%の108.4万tで、2ヵ月連続の減少。他方、板紙は9ヵ月連続増となり+3.8%の98.2万t。主要品種は、情報用紙、段ボール原紙を除き前年同月を上回った。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+4.4%の12.2万tで、19ヵ月連続の増加。うち、紙は△5.2%の7.8万tで、東アジア、東南アジア向けの減少により3ヵ月連続のマイナス。板紙は東アジア、東南アジア向けを中心に22ヵ月連続増となり+28.1%の4.3万t。
紙・板紙の在庫は前月比△4.3万tの208.3万tで2ヵ月連続の減少。うち、紙はグラフィックを中心に2ヵ月連続の減少となり、△4.3万tの137.3万t。板紙は△0.1万tの71.0万t、白板紙の減少により2ヵ月連続の減少。
〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は11ヵ月連続減で△5.8%の23.1万t。
印刷・情報用紙:国内出荷は△1.3%の59.4万tで2ヵ月連続の減少。輸出は△8.2%の5.4万tで5ヵ月連続減。
包装用紙:国内出荷は△1.3%の5.7万t、輸出は△3.7%の1.5万tでいずれも前月の増加から減少に転じた。
衛生用紙:国内出荷は△2.6%の13.7万tで2ヵ月連続の減少。
段ボール原紙:国内出荷は+4.5%の79.9万tで9ヵ月連続増。
白板紙:国内出荷は△0.3%の11.7万tで5ヵ月ぶりの減少。
(Future 2017年9月18 日号)