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紙・板紙需給10月/紙・板紙とも国内出荷減少


 日本製紙連合会が集計した10月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△2.8%の213.8万tと3ヵ月ぶりの減少となった。うち、紙は2ヵ月連続の減少で△3.4%の116.1万t、板紙も3ヵ月ぶりの減少となり△2.0%の97.7万t。主要品種すべてが減少した。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+19.5%の11.9万tとなり10ヵ月連続の増加。うち、紙は+10.7%の8.3万tで、東南アジア向けの増加により前月の減少から増加に転じた。板紙は東南アジア向けの増加により、+46.2%の3.6万tと13ヵ月連続のプラス。
 紙・板紙の在庫は前月比+5.6万tの218.6万t、前月の減少から増加に転じた。うち紙は+1.3万tの142.1万t、新聞用紙の在庫が増え前月の減少から増加に転じた。板紙は+4.3万tの76.5万tと、段ボール原紙の増加により2ヵ月連続増。
 〔主要品種の動向〕
 ・新聞用紙
 国内出荷は前年同月比△5.5%の24.0万t。2ヵ月連続減。
 ・印刷・情報用紙
 国内出荷は△2.8%の64.4万tと3ヵ月ぶりの減少。輸出は+5.6%の5.8万tで、前月の減少から増加に転じた。
 ・包装用紙
 国内出荷は△5.8%の5.9万t、前月の増加から減少に転じた。輸出は+31.6%の1.6万tで4ヵ月連続の増加。
 ・衛生用紙
 国内出荷は△0.3%の15.7万tで、20ヵ月ぶりのマイナス。
 ・段ボール原紙
 国内出荷は△1.9%の78.2万tで3ヵ月ぶりの減少。
 ・白板紙
 国内出荷は△1.6%の12.7万tで6ヵ月ぶりの減少。

(Future 2016年12月19日号)

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