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紙・板紙需給速報2月/パッケージ用紙が牽引し国内出荷は4ヵ月連続増


 日本製紙連合会が集計した2月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+2.2%の174.4万tで、4ヵ月連続のプラスとなった。以下、%表記は前年同月比。

 国内出荷のうち、紙は+2.8%の89.0万t、板紙は+1.5%の85.4万tで、用途別では、グラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)が△0.2%の62.4万tで2ヵ月ぶりのマイナス、パッケージング用紙(包装用紙+段ボール原紙+紙器用板紙+雑種紙+その他の板紙)は+1.6%の95.7万tで12ヵ月連続のプラス。主要品種の前年同月比は新聞用紙、非塗工紙、情報用紙を除きプラスだった。

 紙・板紙のメーカー輸出は+9.6%の18.5万tで2ヵ月ぶりのプラス。うち、グラフィック用紙は+18.5%の5.4万tで11ヵ月連続のプラス。パッケージング用紙は+6.4%の13.1万tで2ヵ月ぶりのプラス。グラフィック用紙は塗工紙を中心にアジア向けが増加、パッケージング用紙は段ボール原紙が東アジア向けで増加した。

 紙・板紙の在庫は前月比△3.2万tの199.8万tで2ヵ月ぶりの減少。うち、グラフィック用紙は印刷・情報用紙が減少して、同△2.6万tの91.0万tとなり2ヵ月ぶりの減少。パッケージング用紙は、包装用紙、段ボール原紙、白板紙いずれも増加して同+0.5万tの101.4万tとなり、2ヵ月連続の増加。衛生用紙は同△1.1万tの7.5万tで2ヵ月ぶりの減少。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は△3.0%の14.7万tで9ヵ月連続のマイナス。
 印刷・情報用紙:国内出荷は+0.7%の47.7万tで2ヵ月連続のプラス。非塗工紙、情報用紙はマイナスだったが、塗工紙がプラス。メーカー輸出は+18.5%の5.4万tで11ヵ月連続のプラス。
 包装用紙:国内出荷は+6.8%の5.5万tで11ヵ月連続のプラス。メーカー輸出は△25.0%の1.4万tで6ヵ月連続のマイナス。
 段ボール原紙:国内出荷は+1.0%の68.6万tで4ヵ月連続のプラス。メーカー輸出は+14.5%の9.9万tで2ヵ月ぶりのプラス。
 白板紙:国内出荷は、+2.8%の10.8万tで12ヵ月連続のプラス。
 衛生用紙:国内出荷は+16.4%の16.2万tで4ヵ月連続のプラス。

(FUTURE 2022年4月11日号)

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