王子ホールディングス/カンボジアに段ボール新工場を建設
王子ホールディングスは、カンボジアの首都プノンペン経済特別区に、新たに段ボール工場を建設する。投資総額は約30億円で、敷地面積約6万2,000㎡、段ボール生産能力約800万㎡/月、稼働は2020年1月の予定。
王子グループは、事業構造転換を推進する中で「海外事業のさらなる拡大」を大きな柱の一つとしている。カンボジアでは、同社グループのHPI Resources社(Hartaグループ)が段ボール事業を展開しており、プノンペン市内の現工場に加え、12年には南部の港湾都市、シハヌークビルにも工場を建設した。今回、3ヵ所目となる新工場の稼働により、現在トップを占めるカンボジア国内の段ボールシェアをさらに伸ばす考え。
なお新工場は、東南アジア・インド地域における王子グループ23ヵ所目の段ボール製造拠点となる。
(Future 2018年10月15日号)