王子グリーンリソース、三菱製紙/共同バイオマス発電事業を2019年6月から開始
王子ホールディングス100%子会社の王子グリーンリソースと三菱製紙は3月1日付で、バイオマス発電事業を目的とする合弁事業会社を設立した。
新会社は三菱製紙八戸工場の敷地内にバイオマスボイラー設備を設置し、発電設備の運転および保守は三菱製紙が担う。バイオマス燃料の調達は、主として王子グリーンリソースが行う予定。発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用して電力会社に販売する。事業開始は2019年6月を計画している。
〔新会社の概要〕
社 名:エム・ピー・エム・王子エコエネルギー㈱
代 表 者:王子グリーンリソース常務取締役・田熊聡氏
事業内容:発電事業、売電事業その他付随または関連する事業
所 在 地:青森県八戸市(三菱製紙八戸工場構内)
資 本 金:500万円(王子グリーンリソース55%、三菱製紙45%)
〔発電設備の概要〕
設置場所:三菱製紙八戸工場構内
設備能力:ボイラ蒸気発生量235t/h、発電能力約7万5,000kW
売 電 量:約5.3億kWh/年
売 上 高:約110億円/年
使用燃料:木材チップ、PKS(椰子殻)などのバイオマス燃料ならびに石炭
投 資 額:約240億円
(Future 2016年4月18日号)