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日本製紙/物流中間持株会社を設立


 日本製紙は6月29日、グループの主要物流子会社である日本製紙物流、南光運輸、旭新運輸の持株会社として、新たに日本製紙100%子会社の日本製紙ロジスティクス㈱を設立した。
 日本製紙グループの物流は、全国の工場の製品・資材輸送を中心に、地域ブロック毎に物流子会社が担当してきた。旭新運輸は北海道、南光運輸は東北、日本製紙物流は関東から九州までをカバーしていたが、今後は日本製紙ロジスティクスが要となり、物流子会社間の連携を強化する。
 具体的には、物流子会社がそれぞれの地域で築いてきた強みを保ちつつ、長距離輸送面では中継輸送などの広域連携を強化し、トラックドライバーの処遇改善による確保や効率的なラウンド輸送を推進していく。
 また日本製紙ロジスティクスには、日本製紙グループ製品全体の物流戦略を立案する機能を持たせ、グループ製品の枠組みを超えて物流拠点を整理統合するとともに、トラック配送の回転率や積載率を向上させるなど、消費地物流の効率化を図っていく。さらに、グループ内だけでなく、同業他社や異業種企業との提携や共同物流も積極展開し、より競争力のある物流プラットフォームの構築を目指す。

 〔日本製紙ロジスティクスの概要〕
 本 店:東京都千代田区神田駿河台4-6
 代表者:今野武夫日本製紙執行役員・グループ販売戦略本部長
 資本金:1,000万円(日本製紙100%)

(Future 2017年7月24 日号)

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