日本製紙クレシア、トライフ/タオル用紙の営業機能を10月1日付で統合
日本製紙グループの日本製紙クレシアと、特種東海製紙100%子会社のトライフは、両社の持つタオル用紙事業の営業機能を10月1日付で統合する。今後、両社による検討と協議を進め、統合は最終合意書の締結と公正取引委員会の承認などを前提として実施する。
トライフは、ハンドタオル(製品名:タウパー)の製造販売、軽包装販売、ラミネート加工を事業展開しているが、今回の合意により、タオル用紙事業のうち営業機能を日本製紙クレシアに統合する。統合後は、トライフ製造のハンドタオルは日本製紙クレシアが販売し、またトライフのタオル用紙事業営業部門の従業員は統合期日をもって日本製紙クレシアへ出向する(予定)。
日本製紙と特種東海製紙は、「両社の販売網を活かして双方の製品を販売することで、新たな顧客開拓や、ハンドタオル以外の販売拡大も期待できる」としている。
〔日本製紙クレシア〕
資 本 金:30億6,700万円
事業内容:ティシュ、トイレットペーパー、キッチン用品、ハイジーン(衛生用品)、軽失禁、大人用紙おむつ、産業用ワイパー、その他関連商品の製造・販売
従 業 員:798名
〔トライフ〕
資 本 金:4億円
事業内容:ハンドタオル、食材紙などの各種業務用紙製品の製造販売、ラミネート紙、コーティング紙などの産業用資材の製造・販売
従 業 員:206名
(FUTURE2020年8月17日号)