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日本紙パルプ商事/英国で包装資材販売事業を強化


 日本紙パルプ商事(=JP)の連結子会社で、英国・バーミンガムに本社を置く紙・包装資材の輸入卸売会社、Premier Paper Group Limited(=PPG)はこのほど、英国・クロ-リーに本社を置くWine Box Company Limited(=WBC)の株式を取得した。
 WBCは包装関連資材の輸入卸売会社で、取扱い製品は食品・ワインなどの飲料外装材、緩衝材、ギフト用薄葉紙、ワインボトル袋、ボトル木箱、編籠、店舗用の棚家具やディスプレイ商品と幅広く、これらの製品を小売店などの法人に加え、ECサイトを通じて個人向けにも販売している。また、WBC内のデザインチームが設計した高級デパートや一部食品ブランド向けのオーダーメード品は、その品質やサービスが高い評価を受けている。
 JPグループは現在、海外卸売セグメントの方針として、既存の販売ネットワークに補完的なM&Aを取り入れながら、パッケージングや化成品、機能性商品など高付加価値商材の販売強化を進めており、今回の株式取得もその方針に基づくもの。今後は、PPGの物流機能を活用してWBCが取り扱う商材の販売地域を拡大しつつ、PPGの顧客への拡販も図り、同時にPPGが取り扱う段ボール、各種フィルム、サイン&ディスプレイをWBCの顧客へ拡販するなどのシナジー効果創出を目指す。

(FUTURE 2023年1月30号)

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