日本マタイ/循環型システム実証試験に協力
レンゴーグループの日本マタイはこのほど、三菱ケミカルとガンバ大阪が実施する、コンポストによる循環型システム実証試験に協力することを発表した。
実証試験は三菱ケミカルの生分解性樹脂「BioPBS(バイオPBS)」を使用した紙コップをコンポスト化するというもので、日本マタイは、コップ原紙に生分解性樹脂のラミネート加工とデジタル印刷を施した紙コップ用基材を提供する。
紙コップは、①ガンバ大阪が主催する今年のJリーグ試合会場で使用され、②使用後は回収してスタジアム内の食品残渣発酵分解装置で食品残渣物などと一緒に一次発酵、③一次発酵物は堆肥場で二次、三次発酵を行ったのち、④堆肥として農作物の栽培に利用される。
なお、この取組みは大阪府の「おおさかプラスチック対策推進プラットフォーム」が進める、プラスチックの資源循環を推進する活動の一環として実施されている。
(FUTURE 2022年4月11日号)