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新生紙パルプ商事/プラリサイクル会社を会社化


 新生紙パルプ商事(SPP)は、プラスチックリサイクル事業を展開する㈱タイボー(和歌山市)とタイボープロダクツ㈱(岐阜県安八郡)が実施する第三者割当増資を引き受け、両社を子会社化する。12月25日付で契約を締結しており、新株引受けは1月下旬の予定。
 SPPの主要事業は、紙類販売のほかに化成品の販売事業があるが、化成品は世界的に脱プラスチックの動きが加速している。この分野では、リサイクルの必要性が高まっていることから、プラスチックなどのリサイクル事業を主業とするタイボー社、また再生樹脂原材料・再生樹脂原材料を用いた成形製品の製造を主業とするタイボープロダクツ社と、資本提携することとしたもの。両社との資本提携を通じて、リサイクルプラスチックの利点を活かした潜在製品市場に新規参入する考え。また、自社の取引先とも連携し、環境配慮製品の展開を視野に入れた持続可能な循環型製品の販売・回収・製造サイクルを確立することで、市場ニーズに対応していく。

 〔タイボーの概要〕
 代 表 者:平野二十四(かずとき)
 事業内容:再生プラスチック原材料・成型製品などの製造および販売
 設  立:1967年4月7日
 資 本 金:5,000万円(第三者割当後は9,500万円)
 第三者割当増資後の持株比率:SPP67.1%、平野二十四32.9%

 〔タイボープロダクツの概要〕
 代 表 者:平野二十四
 事業内容:再生原材料・再生原材料を用いた成形製品の製造
 設  立:2000年1月14日
 資 本 金:1,000万円(第三者割当後は4,000万円)
 第三者割当増資後の持株比率:SPP85.7%、平野二十四14.3%

 

 

(Future 2019年2月11日号)

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