大王製紙/『ハイパーブロックマスク』の全国販売を開始
大王製紙は、紙おむつの伸縮技術を耳掛けに応用した日本製マスク『エリエール ハイパーブロックマスク ウイルス飛沫ブロック』(ふつうサイズ/小さめサイズ)を、12月から全国で販売開始する。
『ハイパーブロックマスク』は、3層構造の中層に「超極細の高機能フィルター」を採用し、ウイルス飛沫や花粉を99%カット。米国のサージカルマスクのASTM F2100-19に基づく試験を実施している。今年7月から一部店舗のみで販売していたが、国内工場で2サイズとも安定供給できる生産体制が整ったため、全国販売することとなったもの。
大王製紙のマスクは従来、海外協力工場で生産されていたが、今年4月、新型コロナ感染拡大によるマスク不足を受けて、最新鋭の生産設備を国内の子会社(エリエールプロダクト)に導入。5月から医療・福祉施設向けに供給を始め、7月には設備を増強して一部店舗で販売を開始した。そして今回、さらに設備を増強して生産能力を引き上げ、全国販売となった。
また大王製紙では、国内自社生産に当たり、事前アンケートでマスクの不満点として挙げられた「耳ひものつけ心地」を向上するため、紙おむつの伸縮技術を応用した「やわらかフィット耳掛け」を開発。耳への負担を少なくし、長時間装着しても痛くなりにくい構造にした。また、外側から包み込み、やさしい力でマスクを引き上げる構造により、隙間ができにくく、しっかりフィットする。同社では、『ハイパーブロックマスク』を主力ブランドとして、今後もラインアップを拡充させていく。
(FUTURE2021年1月4日号)