丸住製紙/静岡県の加工所にタオル用紙加工機を増設
丸住製紙はこのほど、2台目となるペーパータオル加工機を、委託先である太洋紙業(静岡県富士宮市)の加工所内に完成させた。投資額は1.5億円。生産量は既存の加工機と合わせ、2台で月間約480tとなる。
丸住製紙は、新聞用紙、印刷・情報用紙などを主に取り扱ってきたが、2019年からペーパータオル加工機を1台設置し、販売を開始。昨秋には衛生用紙部を新設するなど、衛生用紙事業に力を入れている。増産体制の整備も進めており、今回の太洋紙業内への加工機増設に加え、愛媛県の大江工場(丸住製紙)でも、6月にウェットティシュ加工設備、9月にはペーパータオルの加工設備が完成する予定。
同社のペーパータオル『e-Syut(エシュット)』は、古紙100%配合のFSC認証製品で、深く細かなエンボス加工により、手触りのよさと優れた吸水性、濡れても強いタフさが特長となっている。同社では、今後も製品ラインアップの拡大を目指す。
(FUTURE2021年5月3日号)