丸住製紙/マイクロプラ回収装置を新造チップ船に搭載
丸住製紙は、2022年に竣工を予定している木材チップ船にマイクロプラスチック回収装置を搭載することを決めた。これにより、年間数万個のマイクロプラスチックを回収し、海洋環境保全に貢献する。
マイクロプラスチック回収装置は、同船を運航する商船三井と、ボイラのほか水処理機器なども製造販売する三浦工業が共同で開発。昨秋実施した試験採取およびバルクキャリア3隻への搭載を経て、同船が5隻目の搭載となる。
従来、マイクロプラスチックはバラスト水処理装置を構成する逆洗機能付きフィルタに捕集され、フィルタ洗浄時の船外排水と一緒に排出されていたが、新造船では回収装置を設置し、船外排水の一部を導くことによって、マイクロプラスチックの回収を実現。一隻あたり年間数万個の回収量を見込んでいる。
(FUTURE2021年4月12日号)