中越パルプ工業/二塚の2号抄紙機を停止
中越パルプ工業は、新聞巻取紙などを生産する、二塚製造部2号抄紙機(日産能力190t)を、来年3月末をもって停止する。
新聞用紙は、情報収集手段の多様化や、新聞からインターネットへの広告シフトなど、構造的要因で需要の減少が続いている。二塚製造部の生産体制は現在、2号機と3号機の2台体制だが、需要の減少に伴い3号機1台で生産可能な状況となっている。
また需要減に加え、新聞古紙価格の高止まりに伴う原料費の高騰により、新聞用紙事業の採算は厳しい状況にある。こうしたことから、生産体制を再構築してコスト削減を図るため、2号機の停止を決めたもの。同機で生産している品種(新聞巻取紙、中下級紙)は、3号機を含めた他設備に生産移管する。
(Future 2017年11月27 日号)