レンゴー/淀川流通センターが竣工
レンゴーでは淀川工場跡地に住友商事と共同で建設を進めていた物流倉庫が、このほど竣工した。
同物流倉庫は2018年3月末に閉鎖したレンゴー淀川工場の跡地(大阪市福島区)に建設され、全4階建てのうち1階全体と2階の一部をレンゴーが区分所有する。1階には物流拠点となる淀川流通センターを新設、また1・2階の一部に中央研究所を移転する。今後、設備の設置工事などを実施して9月に稼働開始する予定。
淀川流通センターは、板紙製品約2万tの収容が可能で、
関西地区におけるレンゴーグループ最大の物流拠点となる。AIやIoT、RFIDを活用した倉庫管理システム(WMS)やトラック誘導システムに加え、自動リフトの導入により、物流の効率化を目指す。同社では「輸送品質とサービスの向上を図るとともに物流現場の業務改革を進め、ホワイト物流を推進する」としている。
また中央研究所は近隣にある現・中央研究所の建物と施設が老朽化したため移転するもので、移転後は所内にオープンな交流スペースを設け、異なる研究分野の自然な交流と融合による発想転換を促しさらなるイノベーション創出を目指す。
なお、物流倉庫2階のレンゴー所有区画には連結子
会社の朋和産業大阪支店も移転する予定。
〔レンゴー淀川流通センター・中央研究所の概要〕
所在地:大阪市福島区大開4-1-186
床面積:淀川流通センター約22,300m2(約6,700坪)、中央研究所約4,500㎡(約1,400坪)
〔朋和産業大阪支店/関西物流センターの概要〕
所在地:上記に同じ
床面積:約7,200㎡(約2,200坪)
稼働開始予定:7月
(FUTURE2021年6月28日号)