ふじのくにCNFフォーラム/技術講演会と展示会を連続開催
静岡県経済産業部が設立し産学官連携でセルロースナノファイバー(CNF)の研究・開発を推進する「ふじのくにCNFフォーラム」は1~3月、関連イベントを集中的に開催している。このうち3回にわたって実施される技術講演会は、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)の上乗せ交付事業を活用。第1回は1月12日にふじさんめっせ(富士市柳島)会議室、続く第2回は2月2日に富士市交流プラザ(同富士町)会議室で開催され。いずれも会場は満席となった。なお、第3回講演会は2月16日に開催された.
第1回、第2回講演テーマなどは以下の通り。
〔第1回講演会〕
「セルロースナノファイバーの基礎と応用事例」東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授/齋藤継之氏
「CNFの実用化に向けた当社の開発状況」日本製紙㈱研究開発本部CNF事業推進室室長/河
〔第2回講演会〕
「セルロースナノファイバーによる紙加工」東京家政大学家政学部服飾美術学科・准教授/濱田仁美氏
「セルロースナノファイバーとその特徴・用途開発例について」第一工業製薬㈱機能化学品事 業部機能化学品研究所合成研究第一グループ主任研究員
一方,ふじのくにCNFフォーラムとナノセルロースフォーラムは1月25日、「CNFサンプル企業展示会」を富士市交流プラザ・多目的ホールで実施した。共催は近畿経済産業局。これはCNFを製造・供給する企業によるサンプル品展示・配布や商談の場として、セミナーおよび出展各社によるプレゼンテーションの2部構成で実施されたもの。当日は募集100名を超える参加者や報道陣で賑わった。
(以下、講演会、セミナー、展示会などの詳報は紙パルプ技術タイムス3月号で)