15/04/30日本製紙/コンクリート用フライアッシュ利用促進セミナーを開催
 日本製紙は石巻工場(宮城県石巻市)において、コンクリート用フライアッシュ利用促進セミナーを開催する。
 同社の基幹工場である石巻工場は東日本大震災で甚大な被害を受けたが、2012年8月に完全復興を果たし、現在は東北の森林資源が集積する立地を活かしかし木質バイオマスの幅広い利用により、エネルギーなどの多様な事業の展開を検討している。自家発電用石炭専焼ボイラーの燃焼灰(フライアッシュ)の有効利用もその1つで、コンクリート用混和材高品質フライアッシュ「CfFAR(Carbon-free Fly Ash)」として供給していくことを目指している。
 コンクリート材料としてのフライアッシュの利用は、構造物の高耐久・長寿命化、維持管理の合理化、および環境負荷低減など幅広いメリットが考えられ、また近年懸念されているアルカリ骨材反応の抑制にも非常に大きな効果が期待されている。今回、フライアッシュのコンクリートへの利用について、現状の課題や今後の展望、および最新の研究動向をご講演することになった。参加は無料。概要は以下の通り。

 日  時;5月28日(木)13:00〜15:40
 場  所;日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)
 講演内容;
 「日本製紙鰍フ事業紹介」日本製紙石巻工場・工場長代理/内田善朗氏
 「石炭灰利用に関する最近の動向」東北大学教授/久田真氏
 「石巻工場における改質フライアッシュ(CfFAR)製造への取組み」大分大学教授/佐藤嘉昭氏
 「ポゾラン材料の有効活用によるコンクリートの高品質化」秋田大学教授/徳重英信氏
 「フライアッシュによる復興コンクリート構造物の長寿命化を目指して」日本大学教授/岩城一郎氏
 「水分逸散抑制養生と混和材の組合せによるコンクリートの高耐久化」東京大学教授/石田哲也氏
 「フライアッシュコンクリートによる高耐久RC床版の施工事例」東京大学生産技術研究所特任准教授/田中泰司氏
 見 学 会;CfFAR配合生コンデモ
 申込み方法;
 「申込書」(ホームページにあり)に必要事項を記入しメールにて申込み。なお、定員100名に達した場合、受付は締切。
 E-mail: t.sato@nipponpapergroup.com
http://www.nipponpapergroup.com/info/2015/info150427003060.html

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