94年の生涯を折り紙に捧げた吉澤章氏は、折り紙を独創的な芸術の域にまで高め、世界の共通語「ORIGAMI」として広めた、創作折り紙の第一人者。従来の画一的な折り紙にはない新しい理論と技法による作品は、躍動感と生命感にあふれ、年代を問わず世界中の人々に大きな感動を与えてきた。
紙の博物館は、吉澤氏や国際折り紙研究会（吉澤氏が設立）の協力を得て、これまでも長期にわたり創作折り紙の展示や講習会を開催してきた。今回は、多くの人々からの「せひもう一度、吉澤氏の折り紙を見たい」という要望に応え、作品展を開催することとなった。また、これまでの企画展などで紹介された作品の一部も紙の博物館に寄贈されることとなり、その紹介を兼ねた作品展にもなっている。主な展示作品は、○ゴリラ（写真） ○孔雀 ○白鳥 ○かるがも ○鶴 ○九官鳥 ○馬 ○羊 ○ぞう ○うさぎ ○子供たち ○子供12ヵ月 ○物語「ピノキオ6場面」 ○古典「何哉良草」「千羽鶴折形」など。
また会期中は、次のようなイベントも開催する。
【創作折り紙教室〜季節の鳥〜】▽4月20日13:30〜16:30▽費用2，200円 （入館料別）▽講師：吉澤喜代氏▽定員40名（一般対象）▽事前申込制/電03−3916−2320
【新聞紙でカブトをつくろう】▽5月3日13:00〜14:00▽無料 （要入館料）▽講師：博物館学芸員▽定員20名（当日先着順）
【子どもと楽しむ折り紙教室〜イグアノドン（恐竜）・小鳥など】▽5月18日13:30〜15:00▽費用700円 （入館料別）▽講師：吉澤喜代氏▽定員40名（小学4年生以上）▽事前申込制/電03−3916−2320