12/10/16紙の博物館/「関義城コレクション展」〜紙への情熱と探求〜 |
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紙の博物館(東京・北区王子)は9月15日〜11月25日、企画展「関義城コレクション〜紙への情熱と探究〜」を開催している。 関義城氏(せき・よしくに 1892〜1979)は、三菱製紙入社後、同社役員や紙パルプ技術協会などの要職に就き、紙パルプ技術の向上と製紙業の発展に尽力した。紙の博物館との関わりも深く、館設立当初には副理事長、その後は名誉顧問を務めた。 関氏は長く洋紙業に従事しながら、和洋を問わず、広く紙関連資料の収集と研究に情熱を注いだ。とりわけ和紙に関するコレクションは膨大で、著作も数多い。そのコレクションは、紙関連の図書をはじめ古文書や記録類、現在は製造されていない貴重な和紙・洋紙、染紙や千代紙、金唐革紙などの加工紙、紙漉き図などの浮世絵、紙問屋などの広告類や商標、各種見本帳、製紙機械のカタログや図面、製紙原料と多岐にわたる。 企画展では、同館に寄贈された関義城コレクションの中から、関氏の生誕120周年を記念し、その一部を初公開している。11月3日(13:30〜15:00)には、「関義城とそのコレクションについて」と題した講演会(講師:紙の博物館学芸部長・辻本直彦氏)も開催される(参加申込受付は10月2日から)。 〔紙の博物館〕 東京都北区王子1-1-3 電03-3916-2320 開 館:10:00〜17:00(最終入館16:30) 休 館:月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日 入館料:大人 300円、小中高生 100円 |
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