12/03/27紙の博物館/「紙漉図絵 〜絵巻・和本にみる紙漉工程〜」を開催 |
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公益財団法人・紙の博物館は2012年3月17日から5月27日まで、『紙漉図絵〜絵巻・和本にみる紙漉工程〜』を開催する。 わが国における紙漉きの技術は平安時代の『延喜式』に記されて以来、長い間記録に残されてこなかった。とくに図絵はわずかである。これは紙漉き技術の伝承が地域や家ごとに門外不出の秘術として扱われてきたから。江戸時代、諸藩が産業として紙漉きを奨励するようになり、江戸・大坂を中心に流通量が増加したことで、紙はようやく庶民の手に届くものになった。このころ、紙漉工程は図解をともなって記録されるようになり、一般に広く流布する出版物が登場してきた。 紙の博物館が所蔵する江戸・明治時代の紙漉絵巻・和本を中心に、紙漉図絵を一挙公開するもの。 |
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