11/08/16全国紙パルプ安全衛生大会/9月7〜9日の3日間、新潟市内で開催
第51回目となる全国紙パルプ安全衛生大会が9月7(水)〜9日(金)の3日間、新潟市内のホテルオークラを会場に開催される。
 わが国産業界における自主的な安全運動は、古河鉱業・足尾鉱業所が1912(大正元)年に「安全専一」と書いた標示板を坑内外に掲示し、安全活動に取り組んだのが創始とされている。そこで、その年から数えで100年目に当たる今年は「産業安全運動100年記念大会」として行われる。
 大会初日には、NSG(新潟総合学園)グループ代表でアルビレックス新潟会長の池田弘氏が「スポーツと地域活性化」の演題で講演。また恒例の安全衛生表彰は事業場14件、協力会9件、個人1件の計24件が対象。2日目は混合、協力会、監督職、管理職など6分科会に分かれ、終日にわたって発表と意見交換を実施。
 さらに最終日は@北越紀州製紙・新潟工場、A東京電力・柏崎刈羽原発、B新潟トランシス・東港工場、C佐藤食品工業・東港工場の4コースに分かれて工場を見学した後、地域視察を実施する予定。
 なお日本製紙連合会労務部の集計によると7月20日現在、会員会社24社より協力会も含め344名の参加申し込みがあるという。この時点で、すでに昨年の参加人数343名を上回っており、節目の記念大会という事情のほか、東日本大震災を機に工場の安全対策への関心がかつてなく高まっていることを窺わせる。

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