リンテック/プラ代替ラベル素材の新アイテムを発売
リンテックは、プラスチック代替ラベル素材『PLALESS(プラレス)』シリーズの新アイテムとして、ダイレクトサーマルプリンタ対応のラベル素材を9月1日から販売開始した。
同社の『PLALESS』は、フィルムの代わりに耐水性のある紙を使用したラベル素材シリーズ。その新アイテムとして今回、プリンタの熱で発色させるダイレクトサーマル方式に対応した、食品表示向けの可変情報印字用ラベル素材を追加した。
日付や価格、バーコードといった可変情報を印字する食品表示用ラベルは、冷蔵・冷凍環境下などでの耐水性が求められるため、これまで表面基材にはプラスチックを主原料とした素材が広く使用されてきたが、同社では昨今の脱プラ需要を受けて、耐水強度に優れた紙基材のラベル素材『PLサーマル80G63』を開発。同社の特殊紙製造技術を生かした耐水紙に表面加工を施すことで優れた印字適性を付与し、また粘着剤には有機溶剤を使用しないエマルションタイプを採用するなど、環境に配慮した設計となっている。低温環境下はもとより結露しても剥がれにくい粘着特性に加え、加熱しても全体が黒く発色しない電子レンジ適性も有している。同社では今後、食品表示用のほか、物流管理用ラベルなども含めた幅広い用途に向けて提案・拡販していく。
(FUTURE 2022年9月19日号)