タイムス インタビューズ2022 有識者に聞く
紙パルプ専門出版社としての弊社は、定期刊行物や特別企画の単行本書籍などを通じ毎年多数に上る業界内外有識者の意見・提言を、活字媒体を中心に紹介しています。
主に誌面におけるインタビューという形をとったそれらのコメントは、固有の条件下で発せられた一過性の肉声でありながらも、その時点その場面における生きた現代史の証言として普遍的な価値を備えていると弊社は考えます。
これらのインタビューを毎年1冊の単行本形式に取りまとめることで、従来の年鑑形式などとは異なる、その時代の貴重な証言録としたい。これが本書のコンセプトです。
その年度に新しく企業のトップに就任された方々はもちろん、当該部門や団体の長に就任された方々、また多年にわたり業界の第一線で活躍されている方々などの肉声を幅広く収録しました。
製紙業界および関連業界のオピニオンリーダーが環境変化著しい現在を語る
B5判・本文240頁
定価 11,000円(税込・送料別)
2022年3月30日
本書の内容
青野 智良(特種東海製紙)「TANT シリーズ」リニューアル完了 アフターコロナの需要増見据えPRを強化
赤崎 昭二(全段連)衛生管理の必要性 〜衛生面からのアプローチ〜
秋山 宏介(特種東海製紙)「TT-PACKAGE」を駆使し高付加価値パッケージの新しい市場を創造
ヘンリック・ハウゴー(日本テトラパック)操業50周年を機に御殿場工場の能力開発にさらに磨きをかける
石川 喜一朗(中部製紙原料商工組合)ごみ減量に寄与する「雑がみの活用」で真のSDGsを世に問う
井出 純一(イデシギョー)タオルペーパーや物流拠点に投資 実績継続を念頭に地道な努力を
伊東 孝之(中部段ボール技術委員会)セット時間の削減よりも遅延防止の取組みが重要
上羽 昌雄(新生紙パルプ商事)紙、化成品事業で環境配慮型商品の新たな用途開拓を目指す
植松 久(中越パルプ工業)抜本的な構造改革と戦略投資で持続可能な未来実現に貢献
太田 英之(ファビオ・ペリーニ・ジャパン)コロナ下での家庭紙安定供給に貢献 環境配慮型・IoT活用の新製品提案も
大西 肇(大西紙店)紙業界の未来のために今すべきことを後回しにしてはならない
岡崎 将幸(全段連)コルゲート貼合条件と反り 〜貼合における数値検証〜
小笠原 正史(国際紙パルプ商事)コロナ禍で疲弊した九州の紙業界を盛り上げる
岡田 祥司(廣瀬製紙)機能紙のパイオニアとして“ソリューション販売”を追求
岡田 光弘(中部洋紙商連合会)「真のプロ」「デジタル化」「BPO」「環境」 ─4つのキーワードがカギを握る
梶山 宗助(相川鉄工)製紙関連の機器開発を絶えず進化させ新規事業では蓄積技術の横展開に注力
唐川 敦、米井 英之、朝倉 陽介(三晶)「研究所をもつ商社」の強みを活かし製品販売と開発・用途提案を両立
川口 幸一郎(五條製紙)ユーザーのSDGsへの取組みをサポート 「抗菌・抗ウイルス紙シリーズ」にも新展開
川村 智(日本不織布協会)第4次産業革命で求められる高機能不織布による市場創出
岸 能弘(柏原紙商事)オリジナル商品の開発でモチベーションを高める
北隅 賢一(国際紙パルプ商事)『GIFT+1 2024』長期経営ビジョンで関西支店の存在意義を示す
北村 富宏(竹尾)引き続きパッケージ分野を強化 サステナブルな商品開発とご提案を推進
北山 俊彦(日本紙パルプ商事)SDGsや諸問題への課題解決を共に探りお取引各社様の企業価値向上に取り組む
久保田 明男(相馬)紙屋の意地から実現した“プロジェクトX” 『ホントの紙ねんど』は世界唯一無二
栗原 正雄(全国製紙原料商工組合連合会)仕入の過当競争を招く内外価格差の拡大を懸念
小松 輝彦(日本紙通商)チャレンジし続けることで、必ずチャンスは巡ってくる
紺野 正弘(全国家庭紙同業会連合会)過剰な増設・増産を危惧 理事長として変革期の業界に尽力
坂口 健太郎(山發日本)製紙メーカーにとって重要度が増す原料サプライチェーンの確立
佐野 禎彦(静岡県工業技術研究所)CNF活用の製品開発を支援し製紙関連も全国的な技術課題で成果
三瓶 悦男(新生紙パルプ商事)合理化・少人数化を主眼に基幹システムの更新に着手
實守 敏訓(大阪府紙料協同組合)紙加工品は他素材との複合品ではなく、紙単体の製品づくりに注力すべき
菅谷 俊巳(リンテック)中計「LSV 2030-Stage 1」に沿った“脱プラ”に寄与する製品の販売を強化
鈴木 一広(新生紙パルプ商事)石炭火力発電の段階的削減と「2024年問題」を見据え“利幅”の確保が急務
鈴木 節夫(バルメット)アフターコロナの下での戦略強化に“カーボンニュートラル”技術の提供も
鈴木 剛峰(全段連)心の病気、メンタルヘルス対応の現状
高橋 知也(全段連)労働災害はなぜなくならない? 〜アンケートから見えてきた製造現場の安全意識〜
竹岡 秀一(日本紙パルプ商事)「ニューノーマル」を「ノーマル」と捉えてビジネスチャンスを模索する
高村 ゆかり(東京大学)COP26が日本のエネルギー政策に問うもの
立島 友一(全段連)平盤ダイカッターの油汚れ防止について
田名網 進(日本紙パルプ商事)OVOL日本紙パルプ商事グループ 横断的な“情報共有化”を強みに 時流に沿ったご提案で差別化を図る
田中 岳志(リード エグジビション ジャパン)《リアルの価値を最大化》する見本市 紙媒体は重要な販促ツール
谷口 和隆(平和紙業)さまざまなケースに応じてピンポイント的にニーズを満たすアイテム揃う
寺垣 毅(日本紙類輸入組合)環境配慮型商品の供給を通じてアジアの成長市場取り込みを
寺本 敬一(竹尾)失敗があっても、その先にある新しい市場との出会いに期待する
戸田 訓人、小林 俊雄(小林製作所)紙とフィルムの技術を応用し“脱プラ”向け機械を第3の柱に
成木 勝之(新生紙パルプ商事)「環境配慮型商品」を切り口に 時代に即した提案で“構造不況”乗り切る
沼滝 光(岡山紙商事)充実した倉庫と岡山県内の物流網が当社の原点
野上 哲彦(IHIフォイトペーパーテクノロジー)構造変化加速に対応した技術提案でコロナ後の製紙業界発展に貢献
橋本 昌仁(国際紙パルプ商事)地球環境配慮型の商品シリーズ「Green Products」の販売促進を
長谷川 裕(もっかいトラスト)原紙ユーザーとして値上げに賛同 収益の大幅な回復が至上命題と認識
早舩 真智(森林総合研究所)素朴な疑問から執筆を始めた『戦後紙パルプ原料調達史』
原 英信(全段連)設備保全の調査・研究
原川 重俊(王子マテリア)富士地区の優位性を積極的に活用し紙パルプ技術の更なる発展を
東原 康人(新生紙パルプ商事)広大な商圏での物流効率化が急務 「競争から協業」へと模索する時代
藤井 章生(レイメイ藤井)新しい時代に相応しい事業体へ「RE-MODEL 2020」が進行中
増田 明彦(日本家庭紙工業会)増設による競争激化を懸念 急拡大のペーパータオル市場の整備も
松浦 修平(レイメイ藤井)同業とのアライアンスを強化し共同物流による効率化を図る
緑川 浩樹(日本製紙パピリア)独自の製造技術を活かし多様な製品展開でチャンスを
村井 久容(大阪洋紙同業会)お客様との取引は社長の信用、売上げを増やすのは営業マンの仕事
村上 泰人(日本製紙)2030ビジョンの実現へ向け技術部門としてグループ横断的な役割を
村本 光正(国際紙パルプ商事)『Green KPP』が存分に生かせる流れ “中部ブランド”商品を生み出す
室岡 孝太郎(竹尾)紙を〈選ぶ人・使う人・買う人〉 すべての方々とWIN-WINの関係を築く
八木 敏也(全段連)安全の技術から〜何が足りない? 他社はこんな活動をしている〜
矢倉 義弘(近畿製紙原料直納商工組合)人類の歴史はウイルスとの闘いの歴史、この難局を乗り越える
矢野 惠一(平和紙業)部署の垣根を取り払いいろんな仕事を知る必要がある
山上 春美(大阪再生資源業界近代化協議会)古紙以外の廃棄物も扱わないと古紙問屋は続けていけない
山本 久也(紺屋製紙)ペーパータオルや紙バンドに特需 店舗や人材面での新展開も