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紙・板紙需給速報4月/国内出荷プラスは前月に続き衛生用紙のみ


日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△9.4%の186.7万tとなり9ヵ月連続の減少(以下、「%」表記は前年同月比)。うち紙は△14.3%の89.8万tで9ヵ月連続の減少、板紙は△4.3%の96.9万tで7ヵ月連続の減少。主要品種の国内出荷は、衛生用紙を除き減少。
紙・板紙のメーカー輸出は+16.8%の12.0万tで4ヵ月連続の増加。うち、紙は南アジア、北米向けが減少して△1.7%の6.8万tとなり、前月の増加から減少に転じた。板紙は東アジア、東南アジア向けが増加し、+55.4%の5.2万tで5ヵ月連続のプラス。
紙・板紙の在庫は前月比△4.1万tの218.6万tで2ヵ月連続の減少。うち紙は、衛生用紙は減少も、新聞用紙を中心に塗工紙を除くグラフィック用紙が増加し同+0.7万tの146.4万tと、前月の減少から増加に転じた。板紙は段ボール原紙を中心に白板紙も減少し、同△4.8万tの72.2万tで2ヵ月連続の減少。

〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は△18.5%の16.5万tで30ヵ月連続減。
印刷・情報用紙:国内出荷は△19.7%の46.4万tで9ヵ月連続減。メーカー輸出は△5.0%の4.2万tで前月の増加から減少に転じた。
包装用紙:国内出荷は△10.4%の5.3万tで13ヵ月連続減。メーカー輸出は+22.6%の1.7万tで2ヵ月連続の増加。
衛生用紙:国内出荷は+6.2%の16.0万tで3ヵ月連続の増加。
段ボール原紙:国内出荷は△3.5%の80.0万tで7ヵ月連続減。メーカー輸出は+58.4%の4.9万tで5ヵ月連続の増加。
白板紙:国内出荷は△9.5%の10.6万tで9ヵ月連続の減少。

(FUTURE2020年6月15日号)

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