北越コーポレーション/新チップ船が就航「Southern Treasure」
商船三井が運航する、北越コーポレーション向けチップ船「Southern Treasure」(写真)がこのほど、長崎県の造船所から就航した。
「Southern Treasure」の船名は、北越コーポレーションが輸入する木材チ
ップが、南方の持続可能な植林地で供給されることから、この貴重な資源を運ぶ宝船をイメージし命名された。従来に比べて15%の低燃費が実現可能なエコシップ型で、国内で初めてスクラバー(IMO Sox規制対応設備)とバラスト水処理装置(バラスト水管理条約対応設備)を搭載し、各種環境規制に対応している。同時に、載貨重量60,281t、船倉容積4,326,015ft3を有する国内最大級の大型チップ船でもある。
同船の初航海は、チリで木材チップを積み1月中旬に新宮港に初入港する予定。
(FUTURE2019年11月25日号)