単行本『紙パルプ 日本とアジア 2019』を刊行
紙業タイムス社とテックタイムスは単行本『紙パルプ 日本とアジア2019』を2018年12月27日に刊行した。
本書は発展・変化するアジア経済圏の紙パルプ産業を知る恒例企画として高い評価を得ているが、今回はとくに米中貿易戦争や中国による古紙輸入規制、東南アジア諸国の成長、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)などの影響を踏まえた内容構成となっている。
B5判・本文208頁、定価10,000円(税・送料別)。
本書の内容は以下の通り。
●グローバル新時代の日中製紙産業
特別寄稿/東アジアのパワーシフトが生み出す新たなリスクと紙パルプ産業の将来(東京大学名誉教授、日本印刷学会元会長 尾鍋史彦)
特別寄稿/中国における次世代型古紙リサイクルへ向けた取組み(中国紙パルプ研究院、中国造紙雑誌社・社長補佐、『造紙信息』編集長 郭彩雲)
●日系企業のアジア進出と事業拡大の方向性
第6回 アジア紙パルプ産業会議/求められる環境規制強化への対応〜アジア各国に広がる中国古紙輸入規制の影響
日・メコン ビジネスフォーラム/アジア地域バリューチェーンのハブへ躍動するメコン
ジェトロ海外ビジネス調査にみる投資マインド/ASEAN 6での拡大意欲が高まる日系企業
●アジア発展下における日中製紙産業の課題と今後
日本/「紙でなければできないこと」を追求する
中国/影響大きい米中貿易戦争と古紙輸入規制
●Future誌に見るアジアの紙パルプ
古紙輸入規制─中国の動き/古紙輸入規制─諸外国の動き/貿易措置/海外展開・M&A/欧米/日本/中国/台湾/韓国/ベトナム/インドネシア/マレーシア/ラオス/インド
●アジアにおける紙パルプ関連の主要日系企業
中国/台湾/韓国/フィリピン/ベトナム/タイ/マレーシア/インドネシア/ラオス/シンガポール/カンボジア/ミャンマー/インド/UAE/トルコ