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紙・板紙需給6月/紙・板紙国内出荷11ヵ月連続減


 日本製紙連合会が集計した6月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△2.8%の202.3万t、11ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△4.0%の106.2万tで13ヵ月連続の減少。板紙は20ヵ月ぶりの減少となり△1.5%の96.1万t。主要品種は、情報用紙、衛生用紙、白板紙を除き減少した。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+15.4%の14.4万tで、30ヵ月連続の増加。うち、紙は+23.0%の9.7万tでアジア向けを中心に11ヵ月連続増。板紙は、東南アジア向けは減少したが東アジア向けの増加により、+2.3%の4.7万tと4ヵ月連続の増加となった。
 紙・板紙の在庫は前月の増加から減少に転じ、前月比△3.6万tの206.0万t。うち、紙は△4.8万tの138.3万t、印刷・情報用紙の減少により3ヵ月ぶりに減少した。板紙は段ボール原紙の増加により+1.1万tの67.7万tと4ヵ月ぶりの増加。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△3.9%の21.7万t、8ヵ月連続の減少。
 印刷・情報用紙:国内出荷は△5.2%の57.9万tで13ヵ月連続の減少。輸出は+33.6%の7.3万tで8ヵ月連続の増加。
 包装用紙:国内出荷は△0.3%の5.8万tで4ヵ月ぶりの減少。輸出は△5.1%の1.4万tで2ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+0.7%の14.9万tで5ヵ月ぶりの増加。
 段ボール原紙:国内出荷は△2.2%の77.1万tで20ヵ月ぶりの減少。輸出は+5.2%の4.5万tで4ヵ月連続の増加。
 白板紙:国内出荷は+2.3%の12.2万tで11ヵ月連続の増加。

(Future 2018年8月20日号)

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