日本製紙・石巻雲雀野発電所/バイオマス混焼発電設備竣工式を挙行
日本製紙はこのほど、日本製紙石巻エネルギーセンター㈱の石巻雲雀野発電所で、昨秋から総合試運転を行ってきたバイオマス混焼発電設備の竣工式を執り行った。写真は石巻雲雀野発電所の全景。
3月1日から営業運転を開始した石巻雲雀野発電所の最大の特長は、木質バイオマスを混焼できること。宮城県内を中心とした東北地方の未利用材を活用し、近年の課題である国内森林の荒廃防止に貢献していく。また、北米のほかアジア地域からも木質ペレットを集荷し、木質バイオマス高配合を目指す。
日本製紙は全国にある工場の設備や土地のほか、同社の技術やノウハウ、人材を活用した多彩な事業展開を進めており、エネルギー事業もその一つ。日本製紙石巻エネルギーセンターは、「電力の安定供給はもとより、石巻市地域の産業振興と木質バイオマスの利用促進への貢献を目指し、安全第一で操業していく」と抱負を語っている。
(Future 2018年4月2日号)