紙・板紙貿易2017年上半期/輸出は過去最高更新で出超幅が拡大
今年上半期(1~6月)の紙・板紙貿易は輸出増・輸入減という数年来の基調が継続し、出超幅が拡大した。輸出が紙・板紙の合計で前年同期比+12.7%の84.8万tと、過去最高だった02年上半期の78.5万tを15年ぶりに更新する一方、輸入は同△1.6%の68.3万tと減少。この結果、貿易バランス(輸出-輸入)は前年同期の+5.9万tから2.8倍の+16.5万tまで増大している。また金額ベースでも+82億6,700万円の出超となり、前年同期の入超(△28億2,200万円)から+110億8,900万円も改善されている。
〔輸 出〕
紙:合計で数量が前年比+1.4%の56.3万t、金額が同+2.9%の591億7,800万円(以下、「%」表記は断りのない限り対前年増減率)。平均単価は前年より+1.57円アップし105.14円/㎏となった(表2)。
板紙:合計で数量が+44.5%の28.5万t、金額が+40.0%の153億6,500万円と急増、平均単価は△1.75円の53.87円だった。
〔輸 入〕
紙:合計で数量が△0.8%の52.9万t、金額が△6.1%の510億2,600万円で、平均単価は△5.43円の96.51円/㎏(表3)。
板紙:合計で数量が△4.1%の15.4万t、金額が△10.1%の146億9,500万円で、平均単価は△6.34円の95.44円となった。
(詳細な内容はFuture 2017年9月11 日号で)