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北越紀州製紙/CNFなどの応用展開強化で新機能材料開発室を新設


 北越紀州製紙は、セルロースナノファイバー(CNF)などの新機能材料の開発および応用展開を強化するため、4月1日付で「新機能材料開発室」を設置した。
 新機能材料開発室は本社の技術開発本部に置き、技術開発部や営業部と連携してユーザニーズの掘り起こしや開発シーズの情報収集を行う。実験を行う研究ユニットは新潟県長岡市にある研究所内に設置し、本社部門と一体となって研究開発を進めていく。
 同社はこれまで、CNFを活用して、空気清浄エアフィルタ濾材や超低密度多孔質体(エアロゲル)などの三次元多孔質材料を中心に研究開発を進めてきた。またカナダでは、セルロースナノクリスタル(CNC)の商業ベースでの生産に向け、アルバータ州政府と協力関係を発展させることで合意している。今回の組織新設により、これらの研究開発を加速させるとともに、グループ全体の新機能材料開発を促進し、現行製品の競争力強化も進めていく考え。

(Future 2017年4月17日号)

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