紙パルプ 流通・原料・機械・資材・薬品 TIMES DATA BOOK 2011|紙業タイムス社・テックタイムス

国内紙・板紙マーケットの縮小均衡化が進む中で、わが国の製紙産業は内なる高付加価値化と外への拡大によって新たな活路を拓こうとしています。

設備投資の主眼が生産能力増強に置かれていた時代はすでに過去のものとなり、近年は川上の原料確保から川下の製品販売・輸送に至るまでの全サプライチェーンを通じた最適化と、それを可能にするうえで最もコストパフォーマンスの高い手法の実現に関心が集まっています。

さらに、古紙パルプ配合率検証制度や違法伐採対策モニタリング事業制度などの定着によって、わが国製紙産業のコンプライアンス態勢はより盤石なものとなりましたが、こうした取組みをユーザー業界にわかりやすく説明していくことは、当の製紙企業はもちろん紙流通企業や製紙原料商、設備･資材のサプライヤーにとっても重要な課題です。製紙業界がディーラーやサプライヤーに対し“適価で質の良いもの”を求めるニーズに変わりはありませんが、近年は各種資材や設備機器単体に対する評価ばかりでなく、その企業が介在することによって、いかなる付加価値がもたらされるのかを重視する傾向にあります。つまり製紙業界にとって、ディーラーやサプライヤーもまた“選択と集中”の時代に入っています。

そこで弊社は、製紙業界がディーラーやサプライヤーを選択する際の指針となる書として『タイムス データブック 2011』を刊行しました。これ1冊あれば、その紙パ企業を取り巻く全チェーンから最適なディーラー、サプライヤーをセレクトできるような企業名鑑とし、選定の担当者が常に手元に置いて活用しやすい体裁としています。

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