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家庭紙業界/“折り鶴”で表現した「日本製マーク」を制定


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 冒頭、南里泰徳・日家工会長(写真)が次のように挨拶した。
 「日家工はこのほど、消費者の皆様に家庭紙を安心して購入いただくための情報提供の一環として、日本製の家庭紙が安心・安全な製品であることをアピールする“日本製”マークを作成した。
近年、加工食品や外食産業などの各業界で、海外からの輸入製品が日本国内に多く流通しており、商品の設計や生産状況の不透明さから原産国表示などの情報開示が進んでいるものと考えている。現在、家庭紙においても実に20%を輸入品が占めているにもかかわらず、売場で産地の違いを見分けるのは困難な状況にある。実際に、当工業会に対して消費者の皆様から産地に関する問い合わせを多数受けることもある。そこで、日本国内で厳しい環境水準や衛生審査をクリアし、高い技術力で原紙の抄造から製品化加工まで行った家庭紙に対し、認定品として一目で判る“日本製”マークを作成、本日の発表となった次第である」
この後、南里会長は「国産紙の特長の一つである“高品質”という言葉がぴったりな本日のスペシャルゲストをお呼びしている」と東尾理子氏を紹介し、登壇を迎えた。続いて、パネルに被った布を南里会長と東尾氏が一緒に引いて日本製マークを初お披露目するセレモニーを行った。
 マークのデザインについて、南里会長は「古来より磨かれてきた日本の紙づくりの伝統と高い技術力を“折り鶴”で表現し、円は環境を、下の3本線は紙づくりに欠かせない清らかな水を表現している。三つのモチーフの融合には、わが国の紙づくりが水を中心とした環境への配慮の上で成長してきたことへの誇りが込められており、日本人ならではの繊細な心遣いが表現できたのではないかと自負している」と説明した。

(Future 2016年12月5日号)

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