大日本印刷/耐荷重50kgの段ボール製什器を発売
大日本印刷はこのほど耐荷重50kgの段ボール製什器“DNP外装兼用販売台 エコデスストロング”の販売を開始した。
エコデスストロングは梱包用の段ボール製外装箱を部品として利用する廃棄ゼロ設計で、設置や撤去が容易な陳列台。スーパーやドラッグストア、空港や駅などで国内外の物産展や各種イベントを開催する際、「商品を大量に陳列したり効果的に訴求したりするために、専用の什器を使用したい」との要望を受けて開発された。
こうしたイベントは催事期間が短いことが多いため、多くの商品を陳列できる強度とともに、簡単に設置・撤去できる什器が求められていた。エコデスストロングは段ボール箱を組み立てると販売用の什器になり、外装部分も什器の一部となる構造のため、余計な廃棄物が出ない。また、最大50kgの重さに耐えられるので、従来はスチール製の什器が必要だった重たい商品や大量の陳列も可能。紙製のため印刷などデザインの自由度も高く、軽量なので設置や撤去がラク。使用後にたたみ直すと輸送用の箱に戻るため、コンパクトに収納できるというメリットもある。さらに、2台組み合わせることで、デジタルサイネージなどの大型ディスプレイの設置台としても使用できる。オプションで什器に印刷した絵柄部分を取り替えることもでき、陳列物の変更にも対応可能。
同社は商業施設や交通機関などを中心に販売し2018年度までに累計1億円の売上げを目指す。
(Future 2016年10月24日号)