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紙パルプ技術協会/新理事長に王子ホールディングスの小関取締役


王子HD・小関氏 紙パルプ技術協会は7月8日、東京・銀座の紙パルプ会館で「第69回定時総会」を開
催、議案の審議・承認を行うとともに役員改選、藤原・大川・佐伯三賞および佐々木賞の表彰式を行った。
 当日の総会では青木昭弘理事長(北越紀州製紙常務取締役)が議長となり議事を進行、平成27年度事業の報告が行われ、同収支決算・貸借対照表・財産目録の議案について満場一致で承認。引き続き同協会理事および監事の任期満了にともなう役員改選を行い、新理事長に王子ホールディングスの小関良樹取締役(写真)、常務グループ経営委員を選出、副理事長には日本製紙の山崎和文取締役、常務執行役員が再任されるとともに中越パルプ工業の地蔵繁樹取締役生産本部長が新たに選出された。なお、専務理事は引き続き宮西孝則氏が務める。
 総会終了後は平成27年度の藤原・大川・佐伯三賞と佐々木賞の表彰式がそれぞれ行われた。各賞の受賞者および受賞技術などの概略は以下の通り。
 藤原賞:鈴木邦夫氏(三菱製紙・代表取締役社長)
 大川賞:菅原洋氏(北越紀州製紙・前常務取締役)
 佐伯賞;藤崎夏夫氏(日本製紙・前常務取締役)
 佐々木賞:①「デポジット問題を解決する抜本的なケミカルアプローチ」日新化学研究所(加藤晴雄代表取締役社長)、②「最終リジェクトスクリーン“コンビソータ”の開発および最新技術」IHIフォイトペーパーテクノロジー(森田博文代表取締役社長)、③「石灰キルンオイルコークス混焼技術」宇部興産(山根久雄常務取締役産機事業部長)
 三賞および佐々木賞の表彰式と各受賞者による謝辞が述べられて記念撮影が終了したあと、場所を隣接会場に移し懇親パーティとなった。来賓には経産省から産業技術環境局の渡邉政嘉産業技術政策課長、製造産業局の茂木正素材産業課長、井上悟志革新素材室長の3名が揃って出席。渡邉氏は元紙業服飾品課長で6月の人事異動により産業技術政策課長に就任し、茂木、井上の両氏は同時に行われた製造産業局の組織再編で新たに発足した部署への配属となったもので、素材産業課では紙パ関連を、革新素材室ではCNFをそれぞれ担当する。3氏がそれぞれ来賓挨拶を行ったあと、小関良樹新理事長が挨拶に立ち三賞受賞者や前理事長などへの謝意を示すとともに、出席者全員に対し「引き続き協会活動へのご支援ご協力を賜りたい」と述べ、同氏発声により乾杯を行い歓談へ移った。

(詳細な内容は、紙パルプ技術タイムス2016年8月号に掲載)

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