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大王製紙/川之江工場を再開し家庭紙生産設備を新設


 大王製紙はこのほど、休止中の川之江工場(愛媛県四国中央市)に最新鋭の家庭紙生産設備を新設する計画を発表した。9月開催の取締役会で承認を得て、正式に決定する。現在策定中の第3次中期事業計画(2018~2020年度)の一部となる見込みで、投資額は約210億円。
 新設備の生産能力は約4,500t/月、稼働時期は2018年度中を想定している。ローションティシュなどの高付加価値品を含めたティシュ、トイレットペーパー、キッチンペーパーを生産する。
 川之江工場は世界最大級の純臨海工場である三島工場に隣接しており、三島工場から供給されるコスト競争力の高いパルプ・エネルギーを使用できる。これにより、高品質でコスト競争力のある最新鋭の家庭紙生産工場にしていく。洋紙需要が減少する中、家庭紙製品を生産することで、洋紙の主力工場である三島工場の構造転換を推進する狙いもある。

(Future 2016年6月13日号)

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