紙パルプ 企業・工場データブック2016|紙業タイムス社・テックタイムス

他の素材産業より比較的安定した状況にあるとされてきたわが国の紙パルプ産業ですが、近年はリーマン・ショックや東日本大震災などを経て大きく構造変化が進行、ここ数年の円安傾向による原燃料コストの上昇なども加わって製紙各社は企業基盤の継続的強化を迫られるようになりました。国際経済も中国の低迷などにより先行き不透明感が強まっており、製紙会社を取り巻く経営環境は一段と厳しさを増しています。

また一方では、ネット社会の進展や電子書籍の普及、さらには業務効率化を狙った文書電子化などにより紙の基本的な役割自体も変わりつつあることから、製紙各社は製紙事業の海外展開推進に加え、エネルギーや新規素材など非製紙事業の取組みを活発化させています。

こうした大変革期にある紙パルプ産業で優位なビジネス展開を進めていくには、折々の業界動向を正確に捉えるとともに紙パ企業個々の実情変化を正確・詳細に把握することが鍵になってきます。

弊社は1997年以降継続的に「紙パルプ企業・工場データブック」を刊行してきましたが、2016年版となる今回は、変化の激しい時代にあって活用度の高いビジネスツールとなるよう最新の各種データ・資料に基づく『紙パルプ 企業・工場データブック2016』として企画しました。

『紙パルプ 企業・工場データブック2016』では弊社が長年にわたって蓄積したデータやノウハウを駆使し、高度情報化時代に相応しい新たな視点から紙パルプ企業の企業概要、本社・事業所や工場のデータを再構成、機械・資材・薬品サプライヤーの企業データや生産出荷をはじめとする各種統計なども併せて掲載します。

紙パルプメーカーはもちろん、関連機械・資材・薬品メーカーや印刷・出版などの需要家、加工業者、流通・商社など、紙パルプ産業に関連する各業界における日々のビジネスに活用できる、見やすく使いやすい実用的データブックとしてご提供します。

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