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日本製紙/高品質フライアッシュの製造設備が石巻工場で完成


フライアッシュ設備
日本製紙では、かねて石巻工場の敷地内に建設を進めていた、コンクリート用混和材・高品質フライアッシュ“CfFA”の製造設備(写真)が完成、12月22日に竣工式を執り行った。

フライアッシュを使用したコンクリートは、長期間にわたり耐久性を維持することで知られ、品質が安定した「CfFA」は使いやすいコンクリート混和材として、今後の利用拡大が見込まれている。今回完成した「CfFA」製造設備の生産能力は年間約1万tで、日本製紙は、試験運転による無償サンプル提供を経て(1~3月、運賃は別途申し受け)、2016年春から本格販売を開始する。
日本製紙の主力工場である石巻工場では、木質バイオマスの幅広い利用とともに、エネルギーなどの多様な事業展開を進めており、今後は、石炭ボイラーの燃焼灰をリサイクル資源として利用し、地産地消で東北地方の震災復興に貢献する資材を提供していく方針。

(Future 2016年1月18日号)

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