大王製紙/愛知-ベトナム間チップ船のバイオ燃料での試験航行実施
大王製紙はこのほど、日本郵船と傭船契約を結ぶ木材チップ船「DAIO AUSTRAL(ダイオー・アウストラル)」にバイオディーゼル燃料を補油し、愛知県の衣浦港からベトナムのカイラン港までの試験運行を実施した。バイオ燃料は豊田通商マリンフューエルから供給を受け、航行中は主機・発電機の動作検証などを行った。写真はバイオ燃料補油の様子。
バイオ燃料は、廃食油など生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料としており、燃焼時のCO2排出量は実質ゼロとみなされる。重油焚き船舶エンジンでも使用可能なため、重油からゼロエミッション燃料への過渡期に温室効果ガスの排出を削減する有力な手段とされている。
(FUTURE 2023年7月17日号)