大王製紙/ダブル連結トラックの中継輸送実証実験を実施
大王製紙はこのほど、物流の2024年問題対応策の一つとして導入を検討している「ダブル連結トラック」の中継輸送実証実験(埼玉~愛媛間、約850km)を、4日間の日程で実施した。
ダブル連結トラックは2018年から一部区間で走行が可能となり、22年11月には走行区間が拡充された。これに伴い、大王グループの主要拠点である愛媛県や静岡県の運行が可能となったため、今回の実験を実施したもの。実験は、ダブル連結トラックを保有する青伸産業運輸の協力を得て行われた。
実験は、「エリエールペーパー行田工場(埼玉県)エリエールロジスティクスセンター(静岡県)大王製紙川之江工場(愛媛県)」の区間を、荷物の積込み・荷降ろしを含めて往復で走行。通常一般のトラックで行っている輸送ルートをダブル連結トラックで運行し、道路上、通行に問題がないかを確認するとともに、活用に伴う効果を検証した。なお、瀬戸大橋および明石海峡大橋の走行、四国島内でのダブル連結トラック輸送は全国初の試み。今後は、運行に問題がないことが確認出来次第、定期運行を検討していく。
(FUTURE 2023年6月26日号)