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紙・板紙需給速報 3月/紙・板紙国内出荷7ヵ月連続マイナス


 日本製紙連合会が集計した2023年3月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△5.7%の191.7万tで、7ヵ月連続のマイナスとなった。以下、%表記は前年同月比。
 国内出荷のうち、紙は△8.1%の92.3万t、板紙は△3.4%の99.4万t。用途別では、グラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)が△6.9%の66.2万tで14ヵ月連続のマイナス、パッケージング用紙(包装用紙+段ボール原紙+紙器用板紙+雑種紙+その他の板紙)は△4.4%の109.9万tで6ヵ月連続のマイナス。主要品種は情報用紙を除きマイナスだった。
 紙・板紙のメーカー輸出は△29.3%の16.9万tで6ヵ月連続のマイナス。うち、グラフィック用紙は塗工紙がアジア向けで減少して△21.1%の5.5万tとなり、9ヵ月連続のマイナス。パッケージング用紙は段ボール原紙を中心に東南アジア、東アジア向けが減少して△32.7%の11.4万tとなり、6ヵ月連続のマイナス。
 紙・板紙の在庫は前月比△4.8万tの188.3万tで2ヵ月連続の減少。うち、グラフィック用紙は塗工紙が増加して同+0.2万tの75.8万tとなり、6ヵ月ぶりの増加。パッケージング用紙は段ボール原紙が減少して同△5.2万tの103.8万tとなり、2ヵ月連続の減少。衛生用紙は+0.2万tの8.6万tで3ヵ月連続の増加となった。
 〔主要品種の動向〕
 *新聞用紙…国内出荷は△7.4%の16.2万tで22ヵ月連続のマイナス。
 *印刷・情報用紙…国内出荷は△6.8%の50.0万tで7ヵ月連続のマイナス。メーカー輸出は△21.1%の5.5万tで9ヵ月連続のマイナス。
 *包装用紙…国内出荷は△15.0%の5.7万tで4ヵ月連続のマイナス。メーカー輸出は△22.7%の1.5万tで4ヵ月連続のマイナス。
 *段ボール原紙…国内出荷は△2.2%の81.0万tで6ヵ月連続のマイナス。メーカー輸出は△35.4%の8.2万tで6ヵ月連続のマイナス。
 *白板紙…国内出荷は△6.6%の12.3万tで3ヵ月連続のマイナス。
 *衛生用紙…国内出荷は△9.2%の15.6万tで4ヵ月連続のマイナス。

(FUTURE 2023年5月15日号)

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